デザインと法協会について

設立趣意

今日の日本は、急速なグローバル化や少子高齢化、またAIやIoTを中核とする技術革新による社会変革の影響を受け、産業構造のみならず文化や生活に至るまで、様々な場面において大きな転換期を迎えている。
こうした先行き不透明な環境下において、日本が新たな成長ステージに移行し、より豊かな国民生活を実現するためには、従来型の思考に囚われず新たな発想で積極的にチャレンジし、イノベーション(革新)を実現することが不可欠である。
イノベーションの実現には、デザインが大きな役割を果たす。
デザインは私たちが大切にしている価値観や思いをカタチにするものであり、デザインを通じて国内外に対して強いメッセージを発信することができる。
そして、今後の社会環境の変化によって生じる、様々な課題を解決するための有効な手段となり得る。私たちは、このデザインが持つチカラを最大限に活用したいと考える。
そこで私たちは、デザインに関わる様々な立場にある者が一堂に会し、デザインとそれを保護する法制度の重要性を再認識し、その積極的な活用を通じて日本の持続的な発展と、より豊かな国民生活の実現を図ることを目的として、行政や他の関連団体との連携を図りつつ、国内外に対する提案活動や啓蒙活動等を行うために、ここに「デザインと法協会」を設立する。